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日本を代表する写真家石内都の写真集『モノクローム-時の器 / Time Textured in Monochrome』。近年は「フリーダ・カーロ」を始め「ひろしま」さらには「幼き衣へ」「sa・bo・ten」など、対象を接写して、素材のテクスチャーまでを詳細に描写するスタイルで「カラー」作品が中心となっている石内都。しかし元来の石内といえば「モノクローム」。初期三部作の作品は、インクの匂いが伝わるかのような奥深いコントラストが大変印象的。撮影時の「生理的反応」を克明に記録しておくために、石内は自ら暗室にこもって作業を行いながら、自身の反応・感覚を消化して「作品」として仕上げていきました。そんな思いで創作された貴重なプリントで構成されたエキシビジョンに際し刊行された本書は、本展同様に絶唱・横須賀ストーリー、互楽荘、EMクラブ、Bay Side Courts、Scars、1・9・4・7の図版が収録されています。英日併記(Text in Japanese and English)。