日本・カラー1964 / Color in Japan

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1964年の東京オリンピックに合わせて開催された「オリンピック東京大会芸術展示」の作品をまとめた写真集『日本・カラー1964 / Color in Japan』。「日本固有の芸術を広く内外に展示する」という方針のもと、第一線で活躍する56名の日本の写真家を選出。いずれもカラー作品が展示され、作品に使用された感光材料がすべて国産であったことが画期的であったと記されていますが、本書では各人１点のみカラーで掲載され、その他の作品は巻末の作家・作品紹介の項目にてモノクロで紹介されています。選考委員には日本の広告写真の先駆者であった金丸重嶺を筆頭に、伊奈信男や滝口修造らが名を連ねており、土門拳、木村伊兵衛などから戦後活躍する濱谷浩、東松照明、奈良原一高、細江英公、石元泰博、横須賀功光、大辻清司など日本を代表する写真家が参加しています。特筆すべきは東松で、カラー写真は70年代以降という印象が強くありますが、60年代のカラー写真がここには掲載されています。デザインは原弘。

＜Related Artists＞ 福田　勝治 / Katsuji Fukuda、緑川　洋一 / Yoichi Midorikawa
＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヨゴレ・縁少カケ及び
少イタミ、本体：天少ヤケ及び少シミ、地少キズ、小口少ヤケ