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デザインの専門書として、デザイナーのハーブ・ルバーリンとInternational Typeface社(ITC)がタッグを組んで作られた雑誌『U&lc』(Upper and lower caseの略で、訳すと「大文字と小文字」)。この雑誌は1970年から1999年まで発行され、120冊以上が作り出されましたが、ITCからリリースされるフォントの宣伝媒体という性格も持ち合わせていました。『EROS』や『AVANT GARDE』といったセンセーショナルな雑誌を手掛けてきたルバーリンは、1981年までアートディレクションを務め、タイポグラフィとデザインの蜜月を誌面上で実現し、またエディターとしてITCの新しいフォントを使って誌面を構成する有能な若手デザイナーの選定なども行っていたそうです。本書『U&lc Type Selection』は、1992年に発行されたもので、ITCのフォントの見本帳のような内容となっており、フォントの紹介をはじめヴィジュアルなどが掲載されています。