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箱を用いたアッサンブラージュ作品などで知られるアメリカ人アーティスト、ジョゼフ・コーネル(1903-1972)の作品集『Shadowplay Eterniday』。ニューヨーク州で生まれたコーネルは、18 歳で学校を後にし、仕事に就きますが、絵画や文学、音楽、演劇、バレエなどを積極的に親しみ、専門的な知識を身につけていきます。30年代にエルンストやダリなどのヨーロッパから伝わってきたシュルレアリスム芸術に感化され、コラージュなどを制作し始め、その後、コーネルの代名詞であり、自身では“詩的な劇場”と呼んだ「箱」の作品を生涯作り続けました。本書は、コーネルの生誕100周年を記念して作られた回顧的な一冊で、初期のコラージュから箱作品など主要な作品の紹介をはじめ、作品の主なテーマやコーネルが信仰したクリスチャンサイエンスなどの制作のプロセスについて論じたエッセイなどが収録されているほか、付属のDVDには、作品や素材のソース、学者や評論家の洞察、コーネルの実験映画についてなどが収録されているようです。