色と形の詩人 / A Poet of Colors and Forms

恩地 孝四郎 / Koshiro Onchi

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Publisher/読売新聞社

   Published/1994
Format/ソフトカバー   Pages/333   Size/153*218*25
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日本の抽象画の先駆者であり、創作版画に高い芸術性を与え、日本の近代美術に大きな足跡を残したアーティスト、恩地孝四郎(1891-1955)。10代の時に大正ロマンで知られる竹久夢二に私淑し、1914年に東京美術学校に通う田中恭吉・藤森静雄とともに木版画と詩の同人誌『月映』を創刊。また学生時代から本の装丁を手掛けており、その後は装幀家としても知られるようになり、萩原朔太郎の詩集『月に吠える』などが恩地の作として有名です。詩や音楽と版画の綜合を探り、写真を使っての表現なども手掛けており、戦後の晩年は抽象美術に専念するようになります。本書は、1994年〜95年に開催された展覧会『色と形の詩人』の図録となり、恩地の作品を『月映』から手掛けた装丁や晩年の抽象作品までを時系列で紹介しています。後期の抽象作品に見られる色彩やコンポジションは、西洋の抽象画(モダンアート)にも比肩し、抽象でありながらも豊かな詩情が感じられます。2016年には東京都近代美術館でも回顧展が行われるなど、今なお人気の高い作家です。
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<Condition> 本体:地少ヨゴレ、その他経年並み
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