秩父

清水 武甲 / Bukoh Shimizu

SOLD OUT

Publisher/木耳社

   Published/1972
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/-   Size/220*308*30
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日本の写真家・清水武甲の写真集『秩父』。写真家の中には、国内外を飛び回ってコマーシャル・コンセプチュアルまたはドキュメンタリーの制作を行う人と、一方で故郷にとどまりその地特有の民俗・風土・文化を描写するまたはそれらを題材に創作する人に大きく分かれます。後者において圧倒的な存在感を誇る写真家といえば、生涯を山陰の砂丘に捧げた巨匠・植田正治。そして、この清水武甲も植田と同様に地元で写真館を営みながら、そのキャリアのすべてを故郷・秩父に捧げた男であります。主に60~70年代にかけて、秩父事件・伝統芸能・民衆信仰・生活様式・風土などをテーマに数々の作品集を刊行しており、同時に秩父の自然保護などにも尽力されています。本書が1968年に刊行された清水の代表作。清水曰くは、盆地という特性ゆえに、何を写してもどこかに「暗さ」や「影」が宿っていますが、その暗さや影の中にこそ、光がより美しく輝き、至ってはその光こそが人間生活の真の姿をも美しく照らし出していると言います。その暗さ・影とグラビア印刷の濃厚さが見事にマッチした素晴らしい一冊です。
<Related Artists> 島田 謹介 / Kinsuke Shimada濱谷 浩 / Hiroshi Hamaya
<Condition> ケース:少スレ、ジャケット:少ヤケ、本体:経年並み
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