触れない光 Yokohama・Yokosuka 1994-95

西山　英彰 / Hideaki Nishiyama

Google Translate
日本の写真家西山英彰の写真集『触れない光 Yokohama・Yokosuka 1994-95』。1938年上海生まれ、終戦の翌年に家族と帰国、以降は徳島・大阪・東京と移転し、鎌倉に居住、とあとがきにあります。17歳の高校生の時に、北園克衛の詩と出会い、氏が主宰するポエトリィ・マガジン『VOU』に同人として参加。ほぼ10年間詩と係りながら生活をしていたといいます。1978年、長女出生を機に写真に興味を持ち、広告代理店の仕事のかたわら、独学で写真を始めたそうで、1995年にmoleで初のエキシビションを開催、それを機に刊行されたのが本書になります。タイトルの通り、横浜・横須賀で撮影されたスナップで構成されているのですが、光と影（闇）の描写にセンスを感じさせ、確かにポエトリィ。本人曰く「写真には、自己から対象へ、対象から自己へ、意識と感覚をくりかえし循環させる不思議な時間構造があるのではないか」。これら一連の写真を詩的で美的なものに至らしめているブックデザイン。担当しているのは、日本を代表する写真家・鈴木清。

＜Related Artists＞ 鈴木　清 / Kiyoshi Suzuki、石内　都 / Miyako Ishiuchi
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ