Liebesleben / Bilder mit Irene

Roswitha Hecke

Google Translate
ドイツの女性写真家ロスヴィータ・ヘッケの写真集『Liebesleben / Bilder mit Irene』。1944年ハンブルク生まれ、ティーンエイジャーの頃から写真家になることを夢見ていたヘッケは、学校を卒業後3年間の見習いを経た後、ドイツを代表する映画監督であるオペラの演出も手がけていたペーター・ツァデック(Peter Zadek)のスチールを長年担当し、写真家としての確かな技術を身につけていきます。70年代半ば頃までは、当時の同居人であった作家や詩人たちとアメリカを旅して、自身はアーティストのポートレートを担当したフォト・エッセイなどを出していましたが、その後はジャーナリズムに転じていったヘッケ。そして、フォト・ジャーナリストとしての代表作が本書になります。スイス・チューリッヒを舞台に、売春婦・イレーネの日常を追ったドキュメンタリーで、女性の美や憂いが見事に凝縮された傑作集。タイトルを英訳すると『Love Life』。1978年初版で、その後コダック賞の授与を受けた後、アメリカ・日本でも増補版が刊行、本書は1987年刊行・ドイツ語版・ハードカバー。

＜Related Artists＞ Christer Stromholm、Anders Petersen、Jacob Aue Sobol、Krass Clement
＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヨゴレ、本体：経年並み