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日本の写真家・苗加和毅彦(1948-)の写真集『Passing Through -America 1972-1973-』。1972年にプロラボを経て、渡米。日本からの最後の移民船のひとつに乗り込みロサンジェルスへと向かいます。そして、アメリカでの滞在が苗加の写真家としてのキャリアの始まりとなり、1974年に帰国し、フリーランスとして活動を始めつつ、個展などを通じて作品を発表しています。本書は、渡米中の1972年〜1973年に撮影されたモノクロ写真で構成されています。ここに選ばれた写真は、「最も印象的だったもの、愛と平穏をもってとらえようとしたもの」と本人が述べていますが、西海岸を中心にロス、サンフランスシコ、グランドキャニオン、ワシントンなどで撮られた日常のひとコマが、とても洗練されたイメージとして記録されています。