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フランスの写真家ベルナール・プロスの写真集『Western Colors』。世界を旅する放浪写真家として名高いプロス。1945年にベトナムに生まれ、パリで育ち、若かりし時代はアメリカのカウンターカルチャーに影響を受けてフィルム・メーカーを志し、シネマテークに通いつめていたそうです。映像を通じて学び得たイメージとストーリーの感性を有し、すでに13歳の時には写真家として初めて旅に出かけ、サハラ砂漠の風景を収録していたという生粋のアーティスト。以降はアメリカ・メキシコ・アジア・アフリカ・ヨーロッパを旅しながら、数十年もの間旅の路上で出会った人々・風景のスナップを撮り続けています。本書は、70年代から80年代にかけてアメリカに居を構えていた時代に撮影された図版で構成されており、未発表作品も多数収録された一冊。ニューメキシコ・カリフォルニアが中心で、序文を寄せた巨匠ルイス・ボルツ曰くは「最もアメリカ人っぽいフランス人写真家」。フレッソン・プリントを用いたザラついたテクスチャーも、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。