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プラハの詩人と呼ばれた20世紀を代表するチェコの写真家ヨゼフ・スデク。本書は1956年に刊行された写真集『Fotografie』の後1959年に発表されたスデクの名著に数えられる一冊『Praha Panoramaticka』の再版・フランス語版です。プラハの街並・郊外・田園風景が四季折々の美しさと共に写されています。また、本作品に使用されたカメラPanoram Kodakは当時すでに製造中止となっており、ロールフィルムも製造されていなかったことから、スデクはシートフィルムを用いて1カットずつ詰め替えて撮影したと言われています。本書には284の写真が収録されていますが、戦後に片腕を失っていたスデクがこれほどまでの労力をさいて完成させたこのパノラマ写真集は、戦後写真作品の傑作に数えられる一冊です。