Donald Judd Furniture Retrospective

Donald Judd

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20世紀を代表するアメリカのアーティスト、ドナルド・ジャッド（1928-1994）。ニューヨークのコロンビア大学で哲学と美術史を学んだジャッドは、50年代に画家として創作をはじめながら、美術評論の場でも活躍しました。1965年には、作品と空間の関係を論じた「スペシフィック・オブジェクト」を発表し、理論的に制作へと取り組み、アートのみならず建築や家具デザインへと、その領域を広げていきました。本書『Donald Judd Furniture Retrospective』は、1993年にロッテルダムとミュンヘンで行われた家具についての展覧会に合わせて発行されました。1968年にニューヨークにビルを購入し、そのために家具作りを始めたようですが、ミニマル・アートと評されるジャッドらしい直線と垂直が織りなす木製や金属製の家具作品は、デ・ステイルやバウハウスを想起させます。シンプルだからこそ造形的な美しさが際立つジャッドの家具。その全てを通覧できる希少な一冊です。ハードカバー版。

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＜Condition＞ ジャケット：少スレ・縁少ヤブレ及び
極少イタミ、本体：経年並み