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日本の笠井爾示の写真集『Tokyo Dance』。前衛芸術の世界に置ける舞踏家・振付師として名高い笠井叡を父に持ち、10代の頃はドイツのルドルフ・シュタイナー学校で学び、多摩美術大学時代は建築・環境デザインを専攻していたという生粋のアーティスト。コマーシャル・ミュージック・ヌード・ポートレートの第一線で活躍を続ける写真家です。本書は、1997年刊行の1st写真集。1994年春にアメリカ女性写真家の巨匠ナン・ゴールディンと出会い、同年夏にはゴールディンが教鞭をとっていたサマー・スクールに参加し、以来長らく親交を深めていったという両写真家。同スクールでは、ゴールディンと共に教師として参加していた’ボストン・スクール’の同志デイヴィッド・アームストロングからもカラーでの撮影を勧められ、本書ではカラーとモノクロの織りなす親密でとても美しい世界が表現されています。巻末のゴールディンによる解説テキストも大変素晴らしく、気鋭の写真家の貴重な初期時代の記録集。