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日本の写真家木村伊兵衛の写真集『木村伊兵衛の眼 / The Eye of Ihei Kimura』。土門拳と並び戦前より活躍した日本写真のパイオニア的存在である木村伊兵衛。写真界の芥川賞と評される「木村伊兵衛写真賞」なるものが存在するほど、残された功績は計り知れないものがあります。名取洋之助らとの「日本工房」におけるフォト・ジャーナリズムから、高峰秀子らに象徴される女性ポートレート、さらにはブレッソンやドアノーらとも比較評されるスナップなど、多彩なフィールドで活躍した下町生まれの粋で洒落たカメラマン木村伊兵衛。本書は1970年に刊行された作品集で、主には戦後50年〜60年代に撮影された作品で構成されており、「おんな」「舞台」「人物写真」「街頭風景」「秋田」「中国の旅」「ヨーロッパの旅」など、戦後の木村の活動の多くが網羅された貴重な一冊。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)