海よ、黙っているな 1969年-1976年・東京湾からの報告 / The Sea, Don't Be Silent

北原　龍三 / Ryuzo Kitahara

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日本の写真家北原龍三の写真集『海よ、黙っているな 1969年-1976年・東京湾からの報告 / The Sea, Don't Be Silent』。1936年東京生まれ、ジャパン・プレス・サービスの写真部を経て、60年代よりフリーランスとして活躍したジャーナリスト北原龍三。日本リアリズム写真集団創設に携わったひとりでもあり、代表作は遺作ともなった「ムン トゥク コラチ -アイヌ昨日・今日・明日-」。20年以上もの間、差別等に苦しんできたアイヌの人々を追い続け、その間に出会った樺太アイヌ出身の女性と結婚、現在ではご子息もアイヌ文化の研究者とのこと。そして、本書が上述の作品に並ぶ北原龍三の初期代表作。経済成長優先により、汚水・排水及び埋め立て等で人生・命を奪われていった「東京湾・海」そしてそこで生きる「漁民」たちを7年間かけて追い続けたドキュメンタリー。海を汚し、漁民を追い込んでいった国・行政の無策への怒りがこめられたジャーナリズムの名作と呼べる一冊。（The Japanese Photobook 1912–1990 収録）

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＜Condition＞ ジャケット：経年並み、本体：地極少シミ
見返し少シミ、その他経年並み