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20世紀のアメリカのグラフィック・デザイナーを代表するひとり、ポール・ランド(1914-1996)。本書は1959年に日本の造型社より発行された作品集で、タイトル通り1946年から1958年までの作品(ポスター、新聞広告、雑誌広告、パッケージと製品デザインなど)を収めています。23歳で『Esquire』誌のアート・ディレクターに抜擢されて以降、代表作ともいえる「IBM」のロゴデザインはじめその活躍は目まぐるしいですが、そこに通底するのは「真にすぐれた才能のみがもつ、簡潔さと軽やかさ」(カバーより)。本書に、編集として名を連ねるのは亀倉雄策。1964年の東京五輪のポスターで知られる日本のグラフィック・デザインの礎を築いた巨星です。両者の親交については本書でも記されていますが、そのほかにイタリア「オリベッティ」のアート・ディレクターであるジョヴァンニ・ピントーリ、イギリスで活動するデザイナー、ハンス・シュレーガーなどが寄稿。