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本書は、今はなき大陸書房より1980年代初頭に刊行されていた「暴走(族)シリーズ」からの一冊「ドキュメント 暴走少年」。1970年代以降のオカルト・ブームの先駆け、見るのを憚るほどのネーミングでチープな装丁ながら、一時期書店の棚を席巻し、松岡正剛曰くは、寺山修司・澁澤龍彦・荒俣宏らは大陸書房のコレクターであったそうです。そのニッチさゆえに、80年代以降は経営不振に陥り、90年代には破産に至ってしまったものの、未だサブカルファンには人気の高い出版社です。本書は「爆走レディス」ら「暴走(族)シリーズ」からの一冊で、族出身の著者による少年たちへのレクイエム。非行に走る少年たちの心の奥底を優しい視点から描写したノンフィクション・ドキュメンタリー。迫力に溢れた写真図版とテキスト収録。