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日本の写真家今川忠雄の写真集「女のいないニューヨーク」。1948年石川県生まれの今川は、旧・東京写真大学を卒業後、専門学校で教鞭を取った後フリーに。70年代より、素人女性をスカウトしてホテルに連れ込み撮影した「素人ヌード」が話題になり、野坂昭如による「男のスタジオ」などで紹介されましたが、その後ヌードからは足を洗い、敬愛するユージン・スミスを追うべく「報道写真家」を志します。しかし、ベトナム、イラン・イラク戦争の報道を試みたものの夢叶わず、一度訪れたニューヨークに逆戻り。安宿として利用していたYMCAやその周辺のクラブ・バーで出会った「ゲイ・カルチャー」に衝撃を受け、彼らのデイリー・ライフをカメラに収めていきます。本書は、今川忠雄の半生が綴られた自叙伝集で、自身によるテキストとニューヨークで撮影されたゲイ・カルチャーの図版で構成された一冊。序文(及び帯)には、ユージン・スミスによる期待を込めた賛辞が記されています。