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イタリアの写真家グイド・グイディの写真集「In Between Cities」。ルイジ・ギッリらと同時代に活躍した写真家で、ギッリとも数々の共著を発表してきたイタリアを代表する写真家の一人であるグイディ。大学時代には著名な建築家カルロ・スカルパのコースを専攻し、インダストリアル・デザインの勉強も行なっていたそうです。さらには、ネオリアリズムやコンテンポラリー・アートに影響を受けてきたというグイディのスタイルは、ランドスケープを主体としながらも、コンセプチュアルで芸術性に富んでいます。本書は、1990年代に数年をかけてロシアからスペインをNo Returnで横断した旅路で撮影された作品集。街で郊外で、時に車窓から変わりゆくヨーロッパの風景を捉え、アメリカの巨匠ウォーカー・エバンスやスティーブン・ショアーらのスタイルを踏襲しつつも、イタリア人らしいカラーセンスと独自の審美眼が見事に包含されたイタリア式New Landscape。