ソビエト民衆の表情
八木下 弘 / Hiroshi Yagishita
SOLD OUT
Publisher/三笠書房
Published/1957Format/ソフトカバー Pages/- Size/260*183*10
Google Translate日本の写真家八木下弘の写真集「ソビエト民衆の表情」。土門拳の門下生の一人である戦後に活躍した写真家八木下弘。1921年秋田県に生まれ、林野庁が所管する国有林の管理・経営を行っていた秋田営林署に勤務し、長らく林相写真を手がけていたそうです。一方でアマチュア写真家として「アルスカメラ」「アサヒカメラ」の月例（土門月例）に意欲的に参加、1960年代後半以降は土門拳に師事し、1978年にはサラリーマン生活に終止符をうち、カメラマンとしてのキャリアをスタート。長らく林相写真を手がけ、捕鯨監督官の経験も有することから、ライフワークとして「森林」や「クジラ」を対象にした作品を創作し、80年代初頭には師匠をテーマにした写真集「土門拳を撮る」を発表しています。本書は、アマチュア時代の1957年に刊行された初期作品集で、モスクワ平和友好祭に参加した際に撮影された図版で構成されています。当時のソビエトを捉えた写真そのものが希少であり、ヒューマニティーに富んだスナップの数々は、ロベール・ドアノーらを想起させます。
