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日本の写真家猪瀬光の写真集「Visions of Japan」。1960年埼玉県に生まれ、大阪芸術大学写真学科で井上青龍に写真を学んだ猪瀬光。80年代以降創作活動を本格化し数々のエキシビジョンを開催しているものの、創作とプリントに対する極限までの執着ゆえ寡作で知られる写真家。しかし、そのコンセプチュアルでストーリー性に富んだ作風と奥深いプリントに魅せられた根強い写真ファンも多く、2015年に月曜社より刊行されたレトロスペクティブ「猪瀬光全作品」は大きな反響を呼びました。その作品で親交の深い森山大道が綴ったコメントが大変興味深い。以下抜粋「猪瀬光とぼくとは、その写真の方法論上において北極と南極ほどの違いがある。彼は原質を問い、ぼくは表象を思うが、つまるところ一枚の銅貨である」。本書は、90年代後半に今はなき光琳社出版が刊行していた日本の著名な写真家のシリーズ「Visions of Japan」からの一冊で、80年代から90年代の作品が収録されています。