沖縄ソウル / Okinawa Soul

石川　真生 / Mao Ishikawa

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日本の女性写真家・石川真生の作品集『沖縄ソウル / Okinawa Soul』。「沖縄」という街にこだわり続け、現在世界的にも高い注目を集めている当地出身の写真家石川真生。東松照明による写真教室で学び、70年代半ばより写真家としての活動を開始。米兵を撮るために、黒人専用のバーで働き、当時は自身も米兵のボーイフレンドがいたといいます。「沖縄」にこだわりながらも、小さな島ゆえの窮屈な関係を嫌い、誰から何を言われようがどんな目で見られようが、自身のスタイルを貫き、自由を求めて歩んできた石川だからこそ、「基地の街」そしてそこで遊び生きる「黒人と女性たち」の姿を赤裸々に描写することができたのです。本書は2002年に刊行された自叙伝集。20年以上もの写真家のルーツを自身のコトバと写真図版で紹介した貴重な一冊。今や幻と化した処女作「熱き日々 in キャンプハンセン!!」にまつわる写真家の思いや苦悩なども記されています。小難しい写真理論はなく、裏表のない真っ直ぐな描写にひき込まれます。

＜Related Artists＞ 石川　真生 / Mao Ishikawa、石川　竜一 / Ryuichi Ishikawa
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