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日本の写真家前原基男の写真集「ふるさとの想い 竹富島」。1939年八重山竹富島に生まれた前原基男は、島から夕暮れに見える石垣島の点々とした灯りの美しさにひかれ、将来は電気技師になり島を出たいと胸に刻み、高校から那覇に転入、卒業後は沖縄電力に入社しています。一方で、高校の同級生との縁で写真の魅力に取り付かれ、20歳の時に写真館のオーナーに保証人になってもらい「ミノルタSR-1」を購入、60年代以降沖縄写真連盟の創立メンバーとなり、ニッコールクラブにも入会して、40年以上沖縄を撮り続けたアマチュア写真家です。本書は、2005年に刊行された作品集。巻末の山田實によるテキスト抜粋「’’港のある風景''に始まり’’種子取祭''で終る7部構成になっている。安易な案内書ではない。イシガンパラを耕し、薪拾い、草刈りときびしかった島の歴史を忍びながら、神との共生、笑顔を絶やさぬ島人たちの生活、美しい家並み、古い伝統の中で育まれた島独自の文化、民芸、前原氏が40数年に亘って撮り続けた故郷の記録写真である」。