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日本の写真家石亀泰郎の写真集「そして子どもたちはいない」。「子ども」を被写体に数々の写真集・エッセイを刊行してきたフォトグラファー石亀泰郎。終戦後叔父夫婦のもとで、養子として兄弟とも離れ離れに育てられた影響等もあり、孤独を離れ「仲間」を求めて「子ども」を追い続けてきたのかもしれません。本書は1968年に刊行された初期代表作で、(いるはずの)子どもたちがいない子どもたちの光景を描写した稀有な一冊。以下カバーの記述より抜粋「子ども天国だという日本。着る物はきれいになり、遊び場も増え、教育に熱心なママたちもふえた。それでも子どもの心は親たちから離れ飛んでいく。だから、おとなたちと物だけがあって子どもたちの姿の見えぬ写真集が生まれたのです」。学校、公園、野原、街角、遊園地。。子どもたちのいない風景を通じて、両親たちに「あなたは本当に子どもたちの心が見えていますか」と問いただしているかのような非常に意義深い一冊。