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1800年代後半から1900年代前半に活躍したチェコのオペラ作曲家レオシュ・ヤナーチェク。死後30年以上経過した1970年代よりその名が世界的に広まり始めましたが、本書は1971年に刊行されたヤナーチェクのルーツを紹介すべくチェコの音楽会社より刊行された写真集。その撮影を担当したのがヤナーチェクと親交のあった、20世紀を代表するチェコの写真家ヨゼフ・スデク。ヤナーチェクの故郷ハンガリー・モラヴィア地方のフクヴァルディ(Hukvaldy)の街、生まれ育った家、庭など124の図版で構成されています。スデクの代表作であるパノラマやスティル・ライフ等とはひと味違う魅力があり、スデクの生前最後の写真集でもあります。70年代当時ヤナーチェクのオペラ作品は、音楽家として名声を得たチェコ(プラハ)以外では、ドイツやイギリスで上演されていたことから、本書はチェコ語、ドイツ語、英語のテキスト表記になっています。