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本書は1968年に日本写真家協会主催で行われた「写真100年-日本人による写真表現の歴史展」を母体として編集された作品集。写真術渡来から1945年の太平洋戦争終結までのほぼ100年間、日本の写真家のあり方と写真表現の変遷を体系づけてみたいという提案から出発し、実行委員長に濱谷浩、編集委員を東松照明、多木浩二、中平卓馬、内藤正敏、井上青龍らが担って写真の選出及び執筆が行われたという貴重な一冊。東松照明の戦後における主要活動のひとつとも言われています。「黎明期」「開花期」「営業写真」「戦争の記録 Ⅰ」「芸術写真」「展開期」「カメラの眼」「広告と宣伝」「戦争の記録 Ⅱ」のセクション別に構成されており、516ページにも及ぶ大著。現在世界的に高い注目を集める日本の芸術・報道写真の礎が、多数の図版と詳細な調査・研究に基づくテキストによって綴られた写真ファン必読の一冊。