Dizzy Noon -厚木飛行場・五月九日 1965-

新倉　孝雄 / Takao Niikura

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日本の写真家・新倉孝雄の写真集『Dizzy Noon -厚木飛行場・五月九日 1965-』。日本を代表する「コンポラ写真」の先導者であり第一人者である新倉孝雄。桑沢デザイン研究所で牛腸茂雄らの師にあたる大辻清司の下で学び、卒業後も大辻の助手を務め、美術史のエディトリアル等を手掛けます。これまでに、東京・横浜・湘南・軽井沢そしてニューヨークなどを舞台にしたスナップ写真を発表、一見何気ない写真ながらも、対象の選定、絶妙なタイミングと距離感、独特のフレーミングやコンポジションをもって捉えられた図版には、写真のおもしろさが随所に宿り、写真ファンを虜にし続けています。本書は、2010年に蒼穹舍より350部限定で刊行された作品集。ベトナム戦争が拡大した1965年、後方支援を担っていた米海軍航空基地のひとつ「厚木飛行場」で行われた地域交流イベントで撮影された図版で構成されています。駐留軍家族と地元住民のパートナーシップを育むべく行われ、5月9日の一日限りで解放された米軍基地。洋人と邦人が触れ合う妙な空気感が惹き付ける一冊。

＜Related Artists＞ 新倉　孝雄 / Takao Niikura、牛腸　茂雄 / Shigeo Gocho、鈴木　清 / Kiyoshi Suzuki
＜Condition＞ 本体：表紙少スレ・その他経年並み