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日本を代表する写真家・細江英公(1933–2024)による写真集『Kimono』。1950年代から活動し、東松照明、奈良原一高らと「VIVO」を結成、戦後日本写真に主観的かつ前衛的な表現を切り拓いた重要作家です。三島由紀夫をモデルとした『薔薇刑』、土方巽との協働による『鎌鼬』をはじめ、身体、生と死、エロティシズムや神話性を濃密なモノクロームで表現し、国際的にも高い評価を確立しました。「Kimono」は『薔薇刑』と同じ1963年、29歳の細江が幸田文の小説『きもの』に触発されて制作した異色の小シリーズ。モデルに青山美紀を迎え、結婚から夫との生活、死別、そして自立へと向かう女性の人生を6点の写真によって象徴的に描いています。本書は細江自身が写真の選定とレイアウト、印刷校正まで手掛けた後、2024年に逝去したため、最晩年に自ら完成まで携わった貴重な出版物となりました。Nazraeli Press「One Picture Book Two」第45巻、限定500部。細江家より提供された名判を裏面に押したオリジナルプリント1点を付属します。