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オランダを代表する写真家エド・ファン・デル・エルスケン(1925-1990)による写真集『Bagara』。『セーヌ左岸の恋』で国際的な評価を得たエルスケンが、1957年に当時のフランス領赤道アフリカを約3か月にわたって旅し、その翌年に発表した初期の重要作です。村で暮らす人々や子供たち、家族、祭りや踊りなど、その生活の内側へ入り込むような距離から捉えた写真を中心に、後半ではサファリや狩猟の場面へと展開。人間と動物、生と死、植民地支配下にあったアフリカの複雑な現実までが一冊の中に交錯しています。被写体と積極的に関わりながら、その場の熱気や生命力を引き出すエルスケン特有の写真表現が存分に発揮されており、後の作品へとつながる重要な一冊。『セーヌ左岸の恋』でも協働したユリアン・シュローファーによる大胆なレイアウトも秀逸で、写真の大小や連続性を駆使した映画的な構成も本書の大きな魅力です。オランダ語版。