Google Translate
日本の写真家・濱津和貴の作品集『My Neighborhood is Your Neighborhood』。神奈川県小田原に生まれ、群馬、高知でそれぞれ約10年を過ごした濱津は、2003年に渡米し、サンフランシスコで6年半にわたり写真や文化、コミュニケーションを学びました。2009年の帰国後、東京でのスタジオ勤務を経て2012年に独立。雑誌や書籍、料理などの撮影を手掛ける一方、「日常に佇む美しさ」をテーマに、人々の暮らしやその周囲にある何気ない光景を撮り続けています。本書の舞台となるのは、友人が暮らす海沿いの小さな町と、濱津自身が暮らす東京都心の小さな町。植物や路上、室内の断片など、それぞれの日常で出会った静かな光景を積み重ねながら、離れた二つの場所を写真によって結びつけていきます。特徴的なのは、どちら側からも読み始められる「両A面」の造本。一方の町からページを辿っても、もう一方の町から辿っても、やがて二つの世界が一冊のなかで響き合います。距離を越えて互いの日常を想像する、友人へ宛てた手紙のような親密さを備えた一冊です。