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1996年7月1日号の『BRUTUS』は、「少女」を特集した篠山紀信撮り下ろしによる一冊。1960年代より広告、ファッション、芸能、アートの領域を横断し、日本写真界を代表する写真家として数々の名作を生み出してきた篠山紀信は、1990年代には「少女」という存在を重要なテーマのひとつとして取り組み、本号でもその世界観を存分に展開しています。誌面には、若き日の栗山千明や吉野紗香らを捉えた作品をはじめ、後に写真集『少女館』へ収録される代表的な図版も多数掲載。当時ならではの透明感や危うさを湛えた少女たちの姿を、篠山紀信ならではの鋭い眼差しで写し出しています。また、写真だけでなく、『BRUTUS』らしい編集とデザインによって、「少女」というテーマをカルチャーや時代性とともに多角的に読み解く構成も見どころ。1990年代の空気感を色濃く映し出すとともに、『少女館』へとつながる重要な作品群を収録した、篠山紀信ファンはもちろん、写真・カルチャー資料としても価値の高い一冊です。