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日本の美術館・水戸芸術館で開催された展覧会「スクリーン・メモリーズ」のカタログ。2002年に開催された本展は、「記憶」と映像/映画の関係を軸に、写真や絵画を含む複数のメディアを横断しながら、現代美術におけるイメージの生成と蓄積のあり方を捉えようとした企画です。映像が単なる記録装置ではなく、記憶や時間を再構成する装置として機能する点に着目し、2000年前後のメディア環境の変化を背景に、美術と映画の境界を再考する試みとして位置づけられます。参加作家にはハーモニー・コリン、コリエール・ショア、杉本博司、横尾忠則らが名を連ね、それぞれ異なるアプローチからイメージと記憶の関係を提示しています。本カタログはそうした多層的な視点を記録するものであり、映像と写真、さらには美術表現が交差する時代の空気を伝える資料的な一冊です。