物草拾遺 / Monogusa Shui

須田 一政 / Issei Suda

SOLD OUT

Publisher/Akio Nagasawa Publishing

   Published/2023
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/84   Size/213*218*18
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日本の写真家・須田一政(1940–2019)の作品集『物草拾遺』。本書は、1980年から2年間『日本カメラ』に連載された48点に、82年の写真展で発表された13点を加えたシリーズの全貌で、人の気配が離れたあとの「モノ」を淡々と見つめ続けた須田の姿勢が最も直接的にあらわれた一冊です。須田は、感情や物語から意図的に距離を置き、拾い歩いた日常の断片を“無機的な存在としてどう写るか”という一点に集中しており、タイトルにある「拾遺」もまた、生活の周縁に落ちているどこにでもある物へのまなざしそのものを示しています。農村問題や社会課題のような主題性を持たず、思い入れや憶測を排した態度で向き合うことで、錆びた金具やちぎれた紙片といった些細な対象が、説明を拒むままに画面へ静かに浮かび上がります。そこには須田特有の乾いたユーモアと独特の余白が流れ、日常に埋もれた“モノがモノであること”の強度が、静かな響きをもって立ち上がる作品集となっています。600部限定。ナンバー入り。
<Related Artists> 須田 一政 / Issei Suda
<Condition> ケース・本体:経年並み
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