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日本の写真家音丸和美の写真集「Rock'n' Roll Memory -日曜のスターたち-」。1951年に山口県に生まれ、日本写真専門学校を卒業後、棚橋紫水、岩宮武二らが創設したシュピーゲル写真家協会の会員として活動を続けていた音丸和美。本書は1982年に刊行された作品集。当時ロックンロール族アメリカン・ヤンキースのメンバーであったチョッパー大阪の市川善富が、東京中心のロックンローラーの取り上げ方に不満を感じ「東京に負けるな。追いつけ、追いこそ」を口癖に、知り合いの音丸に相談の上刊行されるに至った一冊。ページ前半は、公園を舞台にしてロックンローラーに思い思いのポーズをさせて撮影されたポートレート、後半は参加グループの集合写真で構成されています。革ジャン、リーゼント、サングラスに身を包んだ若者たちのユニークでエネルギッシュな一枚一枚に見応えがあり、原宿とは異なる大阪らしい力強さが表現された興味深い作品集です。