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日本の写真家田中一郎の写真集『写真日常 -田中一郎写真集1935-1990-』。1914年(大正3年)岐阜・高山に生まれ、東京の写真学校及び写真研究所に通い、帰高後自身のスタジオを創設した田中一郎。「独自のリアリズム理論に基づいた近代写真講座の形式をとって新しい才能を発見し育成する。そして写真を近代的芸術として社会的・文化的な存在に確立していく」という土門拳の構想の下に「アルスカメラ」及び「フォトアート」誌で長らく続いた通称「土門月例」の常連者であり、アマチュア写真家臼井薫と共に常時上位入選を果たしていた実力派のフォトグラファーです。土門拳曰く「非常に深い愛情」に根差した優しくそして柔らかなポートレートやスティルライフに名作を数多く残している田中一郎ですが、本書は1978年に刊行された1st写真集に次いで1991年に刊行された2nd写真集。前作にはない東京時代の作品から晩年の図版まで計161点を収録。限定1,000部。写真家サイン入り(Signed)。