軽井沢時代 1947〜1960

森澤　勇 / Isamu Morisawa

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日本の写真家森澤勇の写真集「軽井沢時代 1947〜1960」。森澤勇は、1913年横浜に生まれ、戦前横浜シネマ現像所の営業マン、日映で国策映画のカメラマンとして働き、戦後疎開先であった軽井沢にて写真館を開業、老舗の万平ホテルでD.P.E.やパーティー撮影等を行っていた写真界では無名の写真家。本書は、森澤勇の孫にあたる写真家森澤ケンの企画によって蒼穹舎より刊行された作品集。実家の物置部屋で偶然見つけた「軽井沢時代」と記されたひとつのダンボール。その中に長い間保管されていたネガをプリントすると、浮かび上がってきた美しい図版の数々。スナップ、ポートレート、スティルライフ、ランドスケープ、、古き良き日本の原風景とモダニズムが融合した上品で愛情に溢れた味わい深い作品群。50年近い歳月を経てつながった祖父と孫とによる無言のコミュニケーション。無名の写真家による「傑作写真」、時代を超えてつながった「人間の関係性」、「写真」通して考える「時間」の意味...。写真の素晴らしさとその意味をも改めて考えさせる知られざる名作。

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＜Condition＞ 本体：経年並み