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現代日本を代表する写真家・ホンマタカシの作品集『痕跡 / Trails(Signed)』。写真家には、特徴的なスタイルのようなものがあり、モノクロのハイコントラストと言えば森山大道であり、「何を撮っても田舎になる」と言われた北井一夫のような雰囲気もあれば、「何を撮ってもエロス」になる荒木経惟のようなスタイルもあります。一方で、トレンドやその時々の興味に従ってテーマやスタイルを多様化させ、結果的に様々な顔をもつ写真家も存在しますが、その代表格がホンマタカシです。初期のファッションシーンから、東京郊外などに代表される新しいドキュメンタリースタイル、さらには都市や建築物をモチーフにしたランドスケープ作品、猪熊弦一郎のコレクションを撮影したスティルライフまで、ホンマの手がけるフィールドは限りなく広く、無限大に拡がっていきます。そして本書は、北海道の知床国立公園で2010年代の冬の季節に撮影され続けた「鹿の血の痕跡」を描写した作品集。狩猟によって、生存数が調整され、人間の農産物至っては生態系が守られているとという人間の意識、一方で命が失われる鹿たち。。そんな彼らが残した血痕が、私たちに様々なメッセージを訴えかけてきます。写真家サイン入り。