Google Translate
日本の写真家棚橋紫水の写真集「流来流去 1954-1973」。関西で創設された前衛アマチュア写真家集団・丹平写真倶楽部のメンバーとして、安井仲治に師事し、第二次大戦後には、丹平倶楽部のメンバー岩宮武二らと共にシュピーゲル写真家協会を設立。戦後日本写真の前衛表現に多大なる貢献を果たしてきた棚橋紫水。本書は「メキシコ」に継ぐ1974年に刊行された2nd写真集。約20年の間日本各地で撮影された主にランドスケープで構成された一冊。日本の風土を理解し、自然に対して、純真素直な同化する態度で風景に融合する、この素朴な思考と態度から、新しい風景写真への転換を果たすべく撮影された作品の数々。「人間と自然とがどうかかわりをもつかにより風景写真が生まれる」という信念を貫き続けた写真家による日本の「New Landscape」。謹呈署名入り入り。