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日本を代表する写真家・操上和美の写真集『陽と骨 / Hitohone(Signed)』。1936年に北海道・富良野市に生まれ、若くして母を失い、家業を手伝いながら7人兄弟の次男として幼い兄弟たちの子育てを担い、24歳になって少年時代から思い描いていたとおり故郷をあとにします。上京後は、東京綜合写真専門学校で写真を学び、30歳を前にして独立。以降は、広告業界を中心に著名人のポートレート、イメージフォトさらには映像まで手掛け、コマーシャルの世界で名を馳せた巨匠です。本書は、1970年代より撮影が重ねられた作品で構成されており、クリアなカラーによるハードカバーと、粒子の粗いモノクロによるソフトカバーの二冊セット。広告とは対象的にコンセプトやテーマを設けず、触発された事物に対して、生理・直感に従ってシャッターが切られたイメージの数々。広告写真界の奇才が鋭い感性と審美眼をもって切り取った記憶の断片集。装幀・構成井上嗣也、表題・糸井重里、解説・中原佑介。写真家サイン入り。