Sento

吉永　マサユキ / Masayuki Yoshinaga

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日本の写真家・吉永マサユキの作品集『Sento』。1964年大阪・十三生まれ、生まれた当時は父は刑務所入り、十三では不良時代を過ごし、借金を逃れるために伊豆へ。そこで知り合ったイギリス人女性を追い求め、ヨーロッパに行き、写真と出会います。帰国後は「児童福祉士」を目指して、大検を取って、佛教大学に入学したものの、当時の助成金頼みの福祉事情に幻滅。再び放浪の旅へと出て、そして再び「写真」と向き合うことになりました。その後は昼間はアルバイトをしながら、夜間に写真学校に通って学び、「カメラ」を通した自分にできる「福祉活動」に専念していきます。本書は、吉永の初期作品の一つで「Sento」を舞台にした作品集。やんちゃなティーンエイジャーの頃から、憩いの場として通い続けてきたという銭湯。裸の男たちが気を抜いて、サウナに入り、身体を洗い、湯船につかる、というどこにでもある日常をユニークに切り取った吉永らしいヒューマニティに富んだ一冊です。

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＜Condition＞ 本体：経年並み