アウフォト / Out of Photographers No.001 〜 012

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本書は、米原康正が編集を担っていたアウトサイダー・カルチャー雑誌『Out of Photographers』通称『アウフォト』の創刊から12号（全13号）。プロの写真家でなく、素人の読者が撮影した写真を紹介する、言わば雑誌版「Instagram」とも言える、投稿型雑誌の先駆け。「普通の人が撮った写真にはこれも前の質問でも説明した通り、写真（作品）を撮ろうという意識がない分（撮られる側も同様）ドキュメントとして良質なものが多い。それを構成、再構築することにより、今という時代をリアルに浮き上がらせる「何か」を発見できる」（米原のコメントより）。すでに「コギャル」をメインに、彼女たちが撮ったチェキやプリクラを紹介する読者参加型雑誌『egg』の編集で大成功を収めていた米原が、さらに幅広いターゲットと読者を想定して、新潮社に持ち込んで企画されたのが本誌です。毎号著名な写真家も参加したりしていますが、創刊号では、荒木経惟をはじめ、渡辺克巳や長島有里枝、さらには『Dune』などの編集者・林文浩も参加しており、2000年後の若者の「リアル」が見えるユニークなイメージの数々です。（13号及び特別号はなし）

＜Related Artists＞ 写真時代 / Super Photo Magazine、 流行写真 / Ryuko Shashin
＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ、天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ、ページ縁少イタミ