A Journey in Reverse Direction

朱　嵐清 / Zhu Lanqing

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中国福建省生まれの女性写真家である朱嵐清（Zhu Lanqing）の作品集『A Journey in Reverse Direction』。1991年東山島生まれ、中国人民大学報道写真学科で修士号を取得し、その後台湾に渡り、2010年代以降アルル写真フェスティバルやエキシビジョンで作品を発表してきたZhu Lanqing。中学生の頃住んでいた村に興味を持つようになり、特に今にも崩れそうな古い家々に惹かれ、跡形もなく消えてしまうのはもったいないと思い、祖父のカメラを借りて写真を撮り始めたのがきっかけ。写真を、いち表現手段としてのみならず、語るべき物語として捉え、個人のパーソナルな思いを、自費出版の作品集等を通して描写してきました。本作は「故郷」をテーマにした作品集で、台湾の映画監督ホウ・シャオシェン（侯孝賢）が、初めて自伝的題材を扱った青春メモワール『風櫃の少年』に感化され、改めてじっくりと「故郷」を見つめ、故郷を思い直して、島内をめぐって創作したパーソナル・ドキュメンタリーです。

＜Condition＞ 本体：経年並み