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本書は、ハンガリー出身の建築家で、家具デザイナーとしても著名なマルセル・ブロイヤー(1902-1981)の作品集『マルセル・ブロイヤーの住宅: M.ブロイヤーとH.ベッカードのアメリカン・モダンリビング』。モダニズム建築やバウハウスの家具デザインで知られた戦前から活躍した巨匠。バウハウスではウォルター・グロピウスに学び、のちには教授にも。「機能的でシンプルに美しい」というバウハウスの理念に忠実に、25年には初期代表作「ワシリーチェア」を制作(バウハウスの同僚、ワシリー・カンディンスキーのためにデザインされたもの)。さらには、スチールや合板、木材を巧みに用いたミッドセンチュリー・モダンのデザインにも大きな影響を与えました。1940年以降はアメリカへ渡り、建築家としても活躍。代表作は何といっても「ホイットニー美術館」。ブルータリズム建築の代表の一つです。本書は「ブロイヤーの本質はアメリカン・モダンリビングの規範となった住宅設計であった」という思考のもと、渡米後に設計した多数の住宅を、図版・テキスト交えて紹介した一冊です。帯付。