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アメリカの女性写真家で映画監督としても活躍するアレックス・プレガー(1979-)の作品集『Le Grande Sortie』。カリフォルニア生まれでロサンゼルスを拠点に活動するプレガーは、2000年前後にゲティ美術館で行われたWilliam Egglestonの個展を見た際に写真を興味を持ち、以降独学で写真を学び、2005年にはファーストブック『The Book of Disquiet』を発表。映画的で、鮮やかで、緻密に構築されたシーンの演出は、ハリウッドや時にルネサンスの絵画も連想させ、現代社会における人間関係や個々の孤独、さらには集団の中でのアイデンティティなど、深いテーマを視覚的に探求している現代アーティストです。こちらは、パリのオペラ座の依頼で制作された短編映画で、舞台上のパフォーマーと観客の視線の間における緊張感を探求・描写したような作品群で構成されています。写真ゆえのユニークな描写と現代美術的要素も感じさせるユニークな一冊です。別紙「Element」付属。