Google Translate
本書は、北京を拠点に活動する中国人男性の榮榮と日本人女性の映里という公私のパートナー・ユニットによる作品集『妻有物語 / Tsumari Story(Signed)』。2000年から活動を行い、両名のイメージを重ね合わせた前衛的な作品から、豊かなモノクロを用いた美しいイメージを多数残してきました。もちろんプリントのみならず、インスタレーション等による描写にも秀でており、さらに2007年には、北京の草場地芸術区に「Three Shadows Photography Art Centre」を設立し、中国の若手写真家の発掘等にも尽力、中国写真界をリードしてきました。本書は、新潟県の越後妻有に滞在して創作された四季折々の風景や、自身の家族をモデルにしたイメージで構成されており、2012年に同地で行われた「大地の芸術祭」でも発表された作品です。会場では、大きなプリントを体育館の天井から吊るして展示されましたが、それらを連想させるような大判のハードカバーに収められた素晴らしい作品集です。謹呈署名入り。