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アメリカの映画監督で、写真家、音楽家など幅広く活動するガス・ヴァン・サントの作品集『Icons』。一般的には、マット・デイモン、ロビン・ウィリアムスらによるヒューマン映画の傑作『グッドウィルハンティング』が有名ですが、キアヌ・リーブスとリバー・フェニックスが主演したゲイをモチーフにした『My Own Private Idaho』や、ドラッグ依存症をテーマにした『Drugstore Cowboy』などなど、尖った作品も多数残してきたガス・ヴァン・サント。美的センスにも優れ、映画以外のフィールドでも活躍するマルチ・アーティストですが、本書は2016年にパリのシネマテーク・フランセーズで行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集で、上述した写真以外にも、絵画、音楽など、ヴァン・サントの芸術性を、映画という視点から考察した意義深い一冊。写真集としても人気の高い『108 Portraits』のイメージから始まり、各作品のシークエンス、さらには貴重なインタビューまで収録されたファン待望の作品集です。