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アメリカの写真家リチャード・カーンの写真集『Looker（Signed）』。カーンは、1980年代にかけて、ニューヨークのアンダーグラウンドなカルチャーシーンを描写した伝説的なフィルム・メーカーとして知られ、ソニック・ユースのプロモーション・フィルムのディレクションを担った作品等は大変有名で、時代を象徴するアーティスト、ミュージシャン、モデルを写し出した作品は数々のファッション・カルチャー誌でも取り上げられてきました。90年代以降は写真家として活動の領域を拡げ、エロティックでフェティッシュなヌード作品やセレブリティのポートレート等を数多く発表しています。本書は、2008年に刊行された作品集で、女性たちの日常を覗き見するようなアングルから捉えたポートレートやヌードが収録されています。カーンにしては全体的におとなしめなトーンでまとまっていますが、見返しは、大勢の女性の下着を写した図版がレイアウトされています。写真家サイン＆メッセージ入り。
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