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日本の写真家・廣田尚敬(1935-)の作品集『SL夢幻 / La Scene de la Locomotive a Vapeur』。「鉄道写真の神様」と称された戦後の鉄道写真の第一人者である廣田尚敬。小さい頃から鉄道に興味を持ち、大学卒業後一時会社勤めをしたものの、1960年からはフリーの写真家に。SL・蒸気機関車など、現在では使用されなくなってしまった数多くの鉄道のアーカイブとも言える記録性のみならず、動作フォトグラフと言われるような躍動感やストーリー性も帯びた写真の革新性、さらには風土・風景・季節感も取り入れながらの鉄道を描写した高い芸術性など、単なる記録写真にとどまらないイメージの創造が、廣田が神様とも言われる所以です。本書は、75年刊行のSL写真集。但し、写真の時代的背景も相まってか、大胆な構図やクローズアップ、さらにはアレ・ブレなども取り入れた映像的描写など、鉄道写真の枠を超えた芸術性の高い作品しても人気のある一冊です。