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日本の写真家・越川隆の作品集『欲望一』。1976年6月に新宿御苑近くに誕生した「イメージ・ショップCAMP」。東松照明が主宰した寺子屋式の「ワークショップ写真学校」の森山大道教室出身者が中心となって、自分たちの活動の拠点として立ち上げられました。当然森山はおり、さらには北島敬三や倉田精二らも名を連ね、定期的に写真展・グループ展・ワークショップ等が開催されました。79年からは北島が1年間毎月写真展をやりきり、同時に小冊子「写真特急便」も刊行。ギャラリーにありがちな作品の枯渇による展示期間の空白も解消され、この圧倒的な行動とパワーも他の写真家にも大きな影響を及ぼしました。この越川も、80年にCAMPで連続展を開催しており、北島同様に小冊子も(同じパロル舎より)残しています。こちらはその記念すべき第1号。CAMPらしいまた北島らに影響を受けたような強烈なモノクロが連なります。