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20世紀を代表する写真家のひとりである篠山紀信(1940-2024)の作品集『永井流奈 + 篠山紀信 Accidents Series 5』。2024年1月に逝去され、同年6月には、雑誌『Switch』で、「Last Waltz」と題し、森山大道による最新撮り下ろし「逗子」の特集と同時に、篠山紀信への追悼の意を捧げた特集が組まれました。篠山作品を多数収録したオフィシャルな特集が実現できなかったため、盟友である荒木経惟や、大学の同級生である沢渡朔、60年代にカメラ毎日の山岸章二に見出され、共に新進のコマーシャル写真家として評判となった立木義浩、さらには操上和美、横尾忠則が篠山との思い出話しを語っています。グラビアやヘアヌードで有名な篠山ですが、シリアスでクリエティブな写真家としても、如何に篠山が頭抜けていたかが、よく分かる内容となっています。本書は、90年代に「Accidents Series」と題してシリーズ刊行された作品集からの一冊で、永井流奈をモデルにした作品が収録されています。